新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、挨拶はそうそう、3Dプリンタのフィラメントで新しい知見が得られたので紹介いたします。
今回はこちら!
Colorfabb XT-CF20
カーボン配合コポリエステルフィラメント
高剛性・高強度
はい、今回もフィラメントです。
前回は、PolymakerのPC-MAXについてレビューしました。ただ、いろいろ難があり、使うのが難しかった印章です。なので、前から気になっていたこちらのフィラメントを使ってみました。
早速使ってみた印章ですが、
高剛性のウリは間違いない!
です。
剛性は、PLAの倍くらいあるという売りですが、実際印刷してみるとそんな感じです。とにかく硬い。そして意外としなりがあります。
あとちょっとサポート材が取れづらいです。これはしょうがないかな?
そして意外だったのが
ほとんど反りがない
ということです。これはかなりありがたい。
このフィラメントはColorfabbXTと同じコポリエステルにカーボンを配合したもののはずですが、XTはちょっと反るんです。これがカーボンのCF20になるとない感じ。
あとちょっと注意なのが
鋼鉄製ノズルが必要(摩耗するため)
これはカーボンが研磨剤としての役割があるのでどうしても仕方ないみたいです。
750gのスプールごとに交換が推奨されていました。
印刷してみたやつの画像をちょっと貼ってみます。
これは私のオリジナルのテストピースで、表面の粗さ、斜めの積層(60度)、ブリッジ、オーバーヒートが評価できます。大きさは30x30x30くらいです。
見てわかるように、普通にきれいです。ブリッジもできてますし、オーバーヒートもそこまでではないです。斜めの積層もそこそこ。
ちょっと設定にコツがあって、流量を95%くらいにして、リトラクションのタイミングを上手く設定するとプロッブ(表面にできるぼつぼつしたゴミ)ができにくくなります。
これらの設定は一般的な設定と同じなので割愛します。
まとめると
剛性と精度が必要な造形にはもってこい!
の非常に優秀なフィラメントでした。
大変いい印章で気に入っています。
日本だと、システムインナカゴミさんで購入できます。
これは素直におすすめできるフィラメントですよ~!