こんにちは。お盆休みでまったりしているshyachiです。
この間作ったアンプの性能を測定してみました。下は前の記事。
まずは測定環境から。iPod touch 第5世代を直接PCのラインインに突っ込んで測定してみました。
これは、1kHz -6dBのサイン波(44100Hz 16bit WAV)をボリューム全開でラインインに入れたときのTHDです。ノイズフロアはもともとのPCのノイズが多いので参考になりませんが、THD=0.00187%という数値でした。無負荷とはいえ良好な数値ですね。
これを前提に次に進みます。まずはiPodから先程のヘッドホンアンプを噛ましてラインインにいれます。これは無負荷です。
先ほどと同じ信号をかませると、かなり歪んでいますね。THD=0.42%なのでRail to railの領域に入っているようです。ここから徐々にボリュームを絞ってみました。
最も良好な結果のときは、THD=0.003%でした。これは思ったより低歪ですね。ただあくまで無負荷の時の話。ここから負荷をかけていきます。
L側の出力に47Ωの抵抗を噛ませて測定してみます。
うわわゎ
残念なことにガッツリ歪んでいます。だめだこりゃ。仕方ないのでボリュームを更に下げます。
よく聞く音量まで下げてみました。これでもまだ二次のピークが見えますね。数値はTHD=1.8%。先日「数%は歪んでる音」と書きましたが、そのままの結果となりました。
結論
無負荷は良いが、負荷をかけるとガッツリ歪むよ!
なんか真空管っぽい感じも受けましたが、二次歪が多いことが原因かもしれません。ノイズフロアはそもそも測定できないほど低いので、余計目立つのかもしれませんね。
とまあ、こんな感じの結果になりました。
次回は次の製作中の回路を載せようと思います。(次は負荷に強い!はず