さて、休み中暇なので、次なる試作をしています。ディスクリートのオペアンプの原理試作が終わり、弱点がわかったのでそれをカバーする設計を行いました。主な改良点は、二段増幅を一段増幅に、高速な設計、Rail to rail出力を廃して負荷に強いダーリントン出力に。
これらをまとめた回路が以下になります。
特徴的な部分がありますので、前回の記事を参考にしてください。
これの実装図はこんな感じ。
やはり金欠のため、部品は秋月縛り。安価な2N3904と2N3906ペアを使っています。この間作ったアンプはSOT-23だったのですが、熱に弱いことわかったので、あえてTO-92としてます。
また、モジュール形式としたことで、ベースの基板と分離しました。本当はDIP-8に乗ればよかったのですが、大きすぎたので、単なるピンヘッダとしました。
ベースとなる回路はこちら。
相変わらず見えづらい図面だ…。説明しますと、24VのDCジャックから絶縁型のDCDC(±5V)を得て、33kHzの二次のLPFを通ります。そしてLM317とLM337のペアで±2.5Vに落として電源としています。
他の装備品はシンプルで、インとアウトのジャック、ボリューム、LEDです。あとは各種テストポイントと調整用のジャンパーを設けています。
実装図はこんなイメージ。
手前の面にインターフェイス、奥にDCジャックとしています。中央の上部にビデオカードのように先程のオペアンプを差し込むようにしています。
こうやって見ると、フィルター段がかなりでかい。フィルムコンデンサ使ってるから仕方ないかな。
現在PCBwayに発注済みで、来週には組み立てに入れそうです。
楽しみだー。